TOP >  サブプライムローン焦げ付き問題

大規模な資金供給も空しく…

米国の低所得者向け住宅ローン「サブプライムローン」の焦げ付き急増問題で、国際的な金融市場の動揺を押さえ込むために、8月9、10の両日、日米欧の金融当局は大規模な資金供給を行いました。
米連邦準備理事会(FRB)はニューヨーク連邦準備銀行を通じて、9日に240億ドル(約2兆9千億円)、10日に380億ドル(約4兆5千億円)、資金供給量は2日間合わせて620億ドル(約7兆3千億円)に達しました。
欧州中央銀行(ECB)は欧州の金融市場に、8月9日には最大規模の約950億ユーロ(約15兆4千億円)、10日に約611億ユーロ(約9兆9千億円)、2日間合計で約1560億ユーロ(約25兆3千億円)に達します。アメリカで起きた問題のために、ヨーロッパではアメリカの資金供給量の約3.5倍もの莫大な資金がつぎ込まれています。
日銀は10日に、短期金融市場に1兆円の資金を供給。

しかし、しかししかし……

それでも世界の同時株安の流れは止まりませんでした。

8月10日の株価は、東京株式市場では、下げ幅が一時なんと510円を超え、終値は前日比406円安の1万6764円で、今年5番目の下げ幅を記録しました。
ニューヨークの株式市場は、10日、開始早々210ドルも下落した後一時的にはプラスに転じるなどしたものの、前日比31.14ドル安の1万3239ドルで取引を終えました。

莫大な資金供給も、空しく……

でも、これだけの資金供給、もししなかったら、もっと恐ろしいことになっていたのではないでしょうか。
これだけの下げ幅で済んだのは、莫大な資金供給がなされたからだと、とりあえずは思いましょう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://nobutsu.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/36

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

関連エントリー

民間の予想は日銀利上げ10月が半数   実体経済への影響がかなり出始めている?   各国の金融政策が揺れています   景況判断は据え置かれたが住宅市場は悪化している   ローン自体には、そもそも無理がある   4万人の従業員が解雇、90社以上が破たん、同時テロ後より厳しい?   総合対策の発表と利下げを匂わせて落ち着くか?   犯人は格付け会社か?   FX(外国為替証拠金取引)とは   FX投資家の受難   サブプライムローンの悲壮な現実   米国の利下げで一服、日本の利上げ見送りで二服   手を出していなかった非常に堅実な証券会社もあるものの、わが国への影響は…   誰がどれだけ損しているか、誰もわからない   2001年米同時テロ当時を大幅に超えてます   大規模な資金供給も空しく…   世界に影響が広がったカラクリ   信用収縮の広がり   逆回転の構造   アメリカは経済が失速する懸念の払拭に躍起   高金利なのに、なぜこれほど多くの人が借りたのか   一体誰が、借りていたのでしょうか   住宅金融会社や投資会社、次々に破たんか経営難   企業の業績は概ね好調。実体経済も悪くないのに・・・   アメリカでは差し押さえ物件のオークション(競売)が盛況   サブプライムローンとは   はじまりは日・米・欧の株価急落   はじめに  
Google

フリースペース1